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『ジェノサイバー 虚界の魔獣』 弐

2話のまとめ

1.可憐な少女に宿る悪魔的暴力
・エレンに死んだ娘を重ねる軍医
・普通の少女であるエレンだが、肉体は機械製のサイボーグである。
・錯乱した船員が叫ぶ「船にいる悪魔」とは、ヴァジュラノイドとジェノサイバー双方の事だろう。
☛一話から見られた純真無垢な少女としてのエレンと、それに似つかわしくない変身後の超越的暴力の対比がこの話でも見られる。暴力と破壊を引き立てるために、エレンは過剰に可憐な少女でなければならない。美しい精神とグロテスクな肉体破壊描写は相互補完的である。

2.子供たちの幽霊
・新要素である
・殺された子供達が、自分達を殺した軍隊に復讐している。
・エレンは幽霊に導かれ、復讐に加担する事になる
☛幽霊達は必ずしも純粋無垢な存在ではなく、怨念を晴らすために純粋なエレンを利用する怨霊である。彼らは被害者という側面も持つはずだが、この作品では戦いを誘発する悪意ある存在である。彼らに関する描写によって、エレンが一話で見た少年の霊魂は、エレンの妄想ではなかった事が明らかになる。今のところ純粋にエレンの味方をしているのは、一話の少年と、娘のように思う軍医だけだが、軍医はエレンがジェノサイバーである事を知らない。

3.科学と科学者に対する不審
・自身の体面を他人の生命より優先させる科学者
・暴走し、制御できないヴァジュラノイド
・ジェノサイバー自体が暴走した兵器である
☛これも一話から見られた要素。コンピューターにつながれ、機械の殻に包まれたヴァジュラノイドは科学技術によって制御されるべきヴァジュラパワーそのものである。しかし、肉体に宿る内宇宙の力、ヴァジュラはその制御を容易くねじ伏せる。

4.肉体に宿る可能性
☛一話ではダイアナとエレンという「精神と肉体の調和」によって制御されるべきものとして構想されたヴァジュラは、両者の不和によって暴走した。二話では、科学技術によって制御する事が目指されたヴァジュラが、独断で暴走を始める。両者は共に悪魔的な存在として描かれている。ジェノサイバーは犯罪と暴力にまみれ、純粋な心を持った少年を苦しめ殺す魔都・香港を焼き尽くし消滅させ、また理由なく殺された無辜の民の怨嗟の声を受け、彼らを殺した軍隊を壊滅させるだろう。ジェノサイバーは勧善懲悪の物語である。
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